新築で家を建てるにあたり、窓用シャッターを取り入れるべきか迷っている人は多いでしょう。窓用シャッターにはさまざまな種類がありますが、メリットやデメリットも存在するため、導入にはいくつかの注意が必要です。そこで、窓用シャッターの種類や特徴を紹介し、期待できるメリットや気をつけたいデメリットまで詳しく解説します。 1.手動シャッターの特徴 窓用シャッターには手動シャッターと電動シャッターがあります。手動シャッターは、その名の通り、手動でシャッターを開閉するタイプです。本体価格や設置価格が抑えられるのが特徴で、製品によっては電動の半分の価格で取り入れられます。また、電気を使用せずに開閉できるため、電気系統の故障によるトラブルがありません。停電のときでも問題なく使用できることから、台風などの天災時にシャッターが開閉できなくなるといった心配もないのです。 ただし、開閉には手間がかかります。はじめに少しの力を与えると自動的に上がっていくタイプもありますが、スイッチ1つで開閉が可能な電動シャッターのような手軽さはありません。さらに、電動のような防犯効果も期待できないのが問題です。窓用シャッターに充実した機能性を求める人は、物足りなさを感じることもあります。しかしながら、採光の調節が目的という場合や、窓だけでは不安だという人には適しているといえるでしょう。 2.電動シャッターの特徴 電動シャッターは、スイッチやリモコンで簡単に操作できるタイプです。ボタン1つでシャッターの開閉ができるだけでなく、窓ガラスを閉めたままでも開閉が可能なため、非常に便利だといえるでしょう。高齢になると、窓を手動で開け閉めするのは大変な作業になります。したがって、長く住むことを考えている場合や祖父母との同居を考えている人は、扱いやすい電動シャッターを選んでおくのがよいでしょう。 また、電動シャッターは開閉の音が静かという点もメリットです。夜間や早朝でも騒音を立てることなく開閉ができると近隣とのトラブルが起こりにくくなります。ただし、価格が高いという点が大きなデメリットでしょう。住宅が完成した後に取り付ける場合には電気工事が必要となり、その分だけ費用がかかりますが、手動シャッター設置後にどうしても電動化したい場合には後付け電動化キットもあります。
0コメント